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肥満と食事 その3

気滞血淤による肥満

肥満が長期化すると、気血の巡りが悪くなるため「気滞血淤」という状態となります。「気」や「血」の循環が悪い状態というのは放置しておくと、肥満のみならず他の成人病を引き起こす要因の一つとなってしまいます。
この状態が続いているにも関わらず、運動不足は更に肥満の症状を悪化させる原因の一つです。

食事の面では、気血の巡りを良くする食材を用います。

主な症状
固太りの肥満
顔色や唇が黒、または紫っぽい
イライラしたり、怒りっぽくなり、脇腹が張るような、また胸が詰まるような感じがする。


オススメの食材と生薬
山査子、黒豆、黒酢、茄子、ニラ、シソ、ウコン、タマネギ、みかん、チンピ、アジ、イワシなどの青背魚、

オススメの料理
青魚の蒸し物 黒酢・なす・白菜のあんかけ


体重が増えすぎてしまうと、ついつい運動がおっくうになりがちですが、軽い運動から日々の生活に取り入れるように心がけましょう。食事の改善と併せて見直すことをお勧めします
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肥満と食事 その2

②「腎陽不足」による肥満

東洋医学的に言うと「腎陽不足」による肥満ですが、水分が体表に停滞してむくみを伴う肥満で、ごくごく平たく言うならばいわゆる『水太り」の事を指します。

主な症状

肌に弾力が無く、顔色が白っぽい、冷え性、腰や膝に力が入りにくい、尿量が減りむくみがある、主に下半身が太いなどの特徴があります。

主なオススメの食材と生薬
血流を良くする食材
 栗、くるみ、にら、えび、鹿肉、羊肉など


補陽の作用がある食材(気の不足を補う食材)
 米、大豆、なつめ、じゃがいも、かぼちゃ、ふかひれ、鶏肉
 ぶどう、うずらの卵、

むくみをとる食材
 黒豆、はと麦、リョクトウ、白菜、こい、昆布、お茶など


腎陽不足による肥満の場合、オススメの食材をとる上で大切な事は、上記の①~③のグループからそれぞれ
食材を選んで、バランスよく組み合わせる食べ方です。
むくみをとるためだからと言って、③のグループだけから食材を選んで摂取しても、実はあまり効果は上がらないのです。

ここで、「腎陽不足」を解消する献立例をご紹介しましょう。
例えば①のグループから、エビ・ニラ・くるみを使った炒め物
   ②のグループからは、ご飯、納豆(←大豆の加工品ですね)、かぼちゃの煮物
   ③のグループからは昆布茶

という具合に、食材を上手に組み合わせると良いです。


また②のグループから米を③のグループからは黒米・はと麦・リョクトウを選んで、雑穀ご飯として一緒に炊くと
、むくみ対策の一品が手軽にできますので、オススメの食べ方です


























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